カテゴリ:校長室から
下校前の会話から
下校時間に、昇降口前を通った際、3年生の女子生徒が数人帰るところでした。
「私たちは、ちゃんと授業を受けて、授業中も寝ずに頑張ってます!毎日塾で11時半まで勉強しています!」と言って、元気に下校していく姿がありました。
もうすぐ2月に入ります。都内私立高校の一般入試が10日を中心に始まります。そして都立の第一次・前期の学力検査日が21日になります。いよいよ目前に迫ってきました。
今年の3年生は、3学期に入ってからも大きく体調を崩す生徒が少なく、元気に登校して、毎日しっかりと生活している様子が見られます。
おそらく、多くの生徒は、受験勉強で毎日遅くまで頑張っているのだと思います。それでも、生活リズムを整え、毎日しっかり登校している生徒がたくさんいることは、とても嬉しく思います。
入試本番を前にして、緊張している生徒も多いことでしょう。過度の緊張は自分の実力を発揮できなくさせることにつながりますが、適度な緊張はベストなパフォーマンスを発揮させるものです.一流のスポーツ選手などは、適度な緊張感が保てるよう、試合直前の過ごし方などを工夫しています。
この時期、学習の追い込みで最後まであきらめず努力することはとても大切なことです。反面、自分を追い込み過ぎて、体調を壊したり、緊張しすぎたりすることもあまりよくありません。
儒教の四書五経という書物の1つに、「中庸」という書物があります。
極端に走らず、バランスのとれた生き方を大切にすべきということを述べている本なのですが、儒教の大切な書物として位置づけられるほど、「中庸」という考え方は古来から大切にされてきました。「節度」や「節制」という言葉をきくと、自分の欲を抑え、質素に生活することのイメージが強くなりがちですが、バランスのとれた生活を送ることこそが節度ある生活と言えるでしょう。
明日で1月が終わります。1月31日を終えると、3年生の登校日数は21日です。
あと21回しか3年生に会えないと思うと寂しい気持ちになりますが、まずは自分のベストを尽くせるよう、体調管理に気をつけてしっかり頑張ってほしいと思います。
AKA合同研修会
AKA合同研修会で天沼小学校を訪問しました。
今年度の小中一貫教育の活動の締めくくりとなる研修会でした。
天沼小学校の5時間目の授業を参観し、その後分科会に分かれて、小中の先生方で研修を深めました。
小学校の先生方の工夫された丁寧な指導から、中学校は学ぶことが多く、有意義な時間となりました。各小学校で学んできたことを、中学校でさらに伸ばし、発展させていけるようにしていきたいと思います。
天沼小学校は新校舎になって10年ほど経っていますが、広々とした構造や、オープンに配置された教室など、いろいろと考えられた校舎になっていて、大変驚きました。
4階の教室から見える多摩の山々や、屋上からは新宿のビル群がとても綺麗に見えました。
他区の学校を訪問して
昨日は研修のため、渋谷区のある学校を訪問しました。
渋谷区はICT活用に力を入れているため、素晴らしい環境が整っていることが、一見して分かり、すごいなと思いました。
それとは別に昨日思ったこととしては、校舎の築年数がおそらく天沼中をあまり変わらない。もしかするともう少し古いかもしれない校舎でした。詳しくはわかりませんが、天沼中と同じように、改築等の話があってもおかしくないと感じました。
おそらく様々な年代の方々がその校舎で学んだのだろうと思うと、廊下にある水道や、体育館の水銀灯の明るさなど、世代を超えて共有するものがあるのだろうなと思いました。
公立中学校という場所は、その地域で育つその年におおよそ13歳から15歳を迎える子どもたちが、共に時間を共有し、一緒に学び合うところが、一番大切なところではないかと思います。各教科の授業を学ぶだけではなく、行事や生徒会活動などの自治活動などを通して、よりよい学校生活を送るために話し合ったり、力を合わせて行事を成功させようと頑張るところなどは、学校でないとなかなか味わえないものです。
こうやって学校で教科を通して伸ばしていく学力だけではなく、人との関わりの中で培っていく力は、社会人となって何か仕事でプロジェクトを達成しようとする時などに必ず役立っていく力だと思います。
世代を超えてその地域で育った人をつなげる場所が学校だと思うと、これから始まる天沼中学校の校舎改築に向けて、世代を超えてつながれる学校でありたいと改めて思いました。
創作の授業
2年生の音楽の授業では、WEBアプリを用いて創作を行っています。
今日はそのクラス発表の授業ということで、参観しました。
川柳や俳句といった、17文字に対して、言葉の抑揚やイメージなどを工夫して、旋律をつけてきました。
同じ俳句や川柳をつかって旋律を作っているのに、作り手によって全く違う旋律ができあがっているところに、驚きながら聞いている生徒の様子がありました。
音楽を創作する楽しさに触れることができた1時間だったように思います。
2年生は体調不良者が多くなってきました。感染症の流行期に加え、報道ではスギの花粉症の発症も見られるようになっていると報じられていました。体調管理に気をつけてしっかりと過ごしていきましょう。
すぎなみ朝ベジごはんコンテスト
家庭科の課題として応募したすぎなみ朝ベジごはんコンテストに、天沼中から1名入賞しました。1月26日(日)に表彰式が行われ、会場に献立の写真が展示されていました。鳥インフルエンザの流行や、米の価格高騰、キャベツなどの葉物野菜の高騰に加え、農家、酪農家の高齢化など日本の食を取り巻く環境は厳しさが増すばかりです。こういった取組を通して、私たちの「食」というものについて、しっかりかんがえていきたいと思いました。
ウインターコンサート
1月25日(土)杉並公会堂でウインターコンサートが開催されました。
本校の吹奏楽部も少人数の編成で参加しました。
息の合ったトランペットの演奏など、聞かせどころもたくさんありました。
ヒット曲のメドレーだったので、会場で演奏を聴いている方にとっても、なじみのある曲が多く、聞きやすかったように思います。
他校の演奏を聴く機会というのはあまり多くないので、他校の演奏から学ぶことも多かったのではないでしょうか。
学校支援本部の活動
天沼中学校の学校支援本部が主催していただいている、天沼倶楽部(自習教室)が明日10時から12時まで実施されます。もし、気分を変えて学習してみようと思っている生徒の皆さんは、ぜひ天沼倶楽部に来てみませんか。
昇降口を入って西側の1年生の下駄箱の近くに支援本部の掲示板があります。
天沼倶楽部の日程や漢字検定の注意事項など掲載されています。
本校では、学校支援本部に様々な教育活動の支援をお願いしています。
伝統文化体験学習の華道や茶道、箏や三味線の先生方のコーディネート、防災教育のレスキュー隊訓練の準備、漢字検定や英語検定の実施、言霊の検定員など、本校の特色ある教育活動の多くは、支援本部の協力があって実施できている活動です。
長年、本校の支援本部に携わっていただいている方が多くいらっしゃり、安定した活動ができている反面、新たに協力していただける方が、なかなか見つからなくなっているという課題もお聞きしています。
天沼中の卒業生、その保護者の方や、地域にお住まいの方で支援本部の活動にご協力いただける方は、お気軽に学校までお声かけください。
ぜひ天沼中学校の活動にお力添えをいただけるとありがたいです。
私立推薦試験日の一コマ
5校時の道徳の授業に軽くおじゃましました。
試験で休んでいる生徒が多い学級では、教室が広く見えるほど、生徒が少ない日でした。これから何日かそういう日があるのだと思うと、少し寂しく感じます。
そんな中でも、出席していた生徒はしっかりと授業を受けていました。
あっという間に1月も後半です。3年生の登校日数は残り40日を過ぎました。時が過ぎる早さに驚かされます。
感染症が流行しているという話が聞かれますが、体調不良で欠席する生徒が出ているものの、本校では感染症の流行にはなっておらず、このまま3年生の都立入試、2年生のスキー移動教室まで皆健康に過ごせればと祈っております。
春の足音
フェニックス杉並に植わっているサクラが芽吹き始めました。
昨日は大寒で、1年で一番寒い時期とされていますが、確実に春は近づいているんだなと感じる瞬間でした。
ここのところ、年度末のまとめの時期にさしかかり、暗い中出勤・退勤を繰り返していたため、もうすぐ近くまで春が迫ってきていることを忘れてしまっていた自分に気づかされました。
何かに追われていたり、忙しくしていたりすると、心には余裕がなくなります。余裕がなくなると、周囲のちょっとした変化やミスを気づけなくなります。どんなに忙しい時でも、心にゆとりをもつことは大切だと改めて思いました。
3年生はこれから入試本番を迎える生徒が多くなります。目標に向かって一生懸命頑張ることは大切なことですが、ちょっとした息抜きを大切にして、心のゆとりを保って、平常心で本番を迎えてられるようにしてほしいと思います。
春はもうすぐやってきます。素晴らしい未来を信じていきましょう。
天中の良さ
今日は生徒朝会でした。ここのところ、体育館で整列するまでに時間がかかったり、教員が前に立って生徒に指示を出さないと静かに並べないなどの課題がありました。
「自律」という本校の教育目標を実現していくためにも、自分たちで考え、判断し行動していくことの大切さについて、何度か話をしてきました。また、「自由」であることと「好き勝手」であることは異なり、真の自由な存在であるためには、「自律」した人であることが必要だということについても話をしてきました。
そんな中で今日の生徒朝会では、時間通りに整列が終わり生徒会の号令で時間通り朝会がスタートすることができました。遅れて体育館に入ってくる生徒もいましたが、朝会の進行を邪魔しないように配慮して入って来る様子もみられ、自分自身を律することを大事にしようとする天中生の良さが見られたことを、とても嬉しく思いました。
生活指導主任から、校庭に落ちていたガムのゴミを教員に教えてくれたことがあったという報告もありました。ちょっとした変化や変わったことなど、気づいたことを教えてくれることで、生徒と教員が共によりよい学校にしようとする雰囲気が生まれ、風通しのよい学校になっていくことができます。こういった教師に気づいたことが言える関係性をこれからも大切にしたいと思います。
1校時の学級活動の時間では、1年生が学年レクリエーションを実施しました。本来は12月末に学年委員が中心となって企画していたものですが、欠席生徒が多くなっていたこともあり、今日に延期したものでした。学年委員の頑張りに応えるように、1年生の皆も楽しそうに参加している様子がありました。こういった企画を成功させていくことも、本校の教育目標である「自主」「自律」「共生」の実現につながります。大切にしていきたい活動の一つです。
3年生のひとコマ
3年生はすでに入試が始まっている生徒もいますが、来週から私立推薦試験、都立推薦試験と、いよいよ受験シーズン本番に突入します。
そんな中でも、体調管理を気をつけて遅刻せずに登校し、しっかりと授業を受ける3年生の姿があります。これまでと変わらない日々を過ごしている3年生の姿を、後輩もぜひ見習ってほしい姿です。
受験は人生の選択につながるとても大きな関門です。不安な気持ちになっている生徒も多いことでしょう。そういう場面で自分の実力をしっかり発揮するためにカギとなるのは平常心だと思います。なかなかそういう気持ちになれないかもしれませんが、これまでと変わらぬ毎日を大切にして、なるべく気持ちを整えることが大切だと思います。3年間一緒に過ごしてきた仲間とともにこの大切な時期を乗り越えてほしいと思います。
小学生との交流授業がありました。
本校の体育館に沓掛小学校、天沼小学校の6年生の児童が集まり、中学1年生と百人一首を行って交流を深めました。
その後生徒会企画の「小中連携~ミライ~」を行い、グループで小中学生が一緒に中学校生活などについて、テーマを基に話し合いました。
小学生が帰った後、体育館の片付けを1年生が協力して行う姿がありました。
自ら進んで畳を運んだり、パイプ椅子や机を片付けたりする姿が見られて、とてもすがすがしい気持ちになりました。
今日集まった6年生の中には、4月から天沼中で一緒に過ごせない児童もいるのは残念ですが、地域で共に育つ生徒として、今後もつながりをもつ機会を何かつくっていけないか考えたいと思いました。そして、4月から共に天沼中で生活する児童の皆さんには、一緒に天沼中での生活を楽しんでいけるように、共に創っていきましょう。4月から会えることを楽しみにしています。
音楽の授業から
若手育成研修の一環で、音楽の研究授業を行いました。
3年生の鑑賞の授業で、能を題材に授業を行いました。
日本の伝統芸能であり、大切に守られてきている総合芸術なのに、鑑賞する機会がないもののようで、さまざまな説明を受けて、初めて知ったことも多かったようでした。
杉並区には、杉並能楽堂があるなど、能楽堂を調べると都内にかなりの能舞台があり、身近なところで演じられている芸能であることに驚かされます。
天沼中では、日本の伝統文化体験学習を音楽の時間に以外にも取り組んでいます。日本の文化を知るきっかけとなり、日本文化の良さを感じてほしいとおもっています。
常任委員会がありました
昨日は、3学期初めての常任委員会がありました。
各委員会で活動の反省や、これからの活動内容について、提案や検討が行われました。
天沼中学校の常任委員会では、生徒の自治活動として生徒が考えたことを実現できるように教員がフォローするようにしています。
今年度の取組としても、「図書委員会の当番活動を忘れてしまう人が出るので、担当の組み合わせを変更した。」、「規律委員会では昼休みの校庭開放のボールの使い方が悪いので、注意した回数を記録するようにした。」、「整備委員会では、教室のゴミが散乱しないようにゴミ箱を設置した。」、「保健委員会では、感染症予防を呼びかけるための動画を制作して流した。」等、生徒の発案で学校生活をよりよくしていくための改善に取り組んでいます。委員会自体の活動の改善もあれば、全校生徒のために企画していく活動もあります。今年1年だけでも様々な新たな取組が行われており、活発に委員会が活動していることは、天沼中の大きな財産といえます。
天沼中の教育目標である、「自主・自律・共生」を実現していく活動ともいえますので、今後も生徒の自主的な活動である、生徒会活動を充実させていきたいと思います。
英語村が開催されました。
天沼中学校区地域教育推進協議会主催で、こども英語村が開催されました。
沓掛小学校、天沼小学校の低学年児童の希望者と、日本在住の外国人の方とゲームなどを通して、交流を深めるイベントを行いました。
天沼中の生徒もボランティアで参加し、スタッフのサポートとして大活躍していました。
楽しそうな表情で帰って行く小学生の表情が印象的でした。
これからも地域の方と協力しながら、中学生と小学生や地域の方と関わりを深める場と創っていきたいと思います。
3校合同CS会議
本日は天沼中学校を会場に3校(沓掛小学校・天沼小学校・天沼中学校)の学校運営協議会委員の方々の合同会議を行いました。
テーマは、「あなたの考えるミライの中学校~地域に開かれた学校づくりへの想いを語りませんか~」
として、グループに分かれてこれから始まる天沼中学校の改築に向けた思いを話し合い、発表しました。
これだけの人が集まると、様々な視点からたくさんのアイデアが出てきました。これから改築にあたっては、費用や土地の使用条件等様々な制約があり、実現できない部分も多くあるとは思いますが、地域の中学校として子どもからお年寄りまで集える学校になっていければと思います。
来年度から改築に向けた検討委員会が発足し具体的な検討に入ります。
お知らせできることについては、HP等でもお知らせしていきたいと思います。
手書きVSタイピング
12月にネットニュースに興味深い記事がありました。
『「手書き vs. タイピング」 どっちが脳を活性化する? 36人の脳波を記録 ノルウェーチームが検証』
という記事でした。
記事を読むと、手書きの方がタイピングよりも脳の多くの領域が活性化し、明らかに脳を使っているのは、手書きの方だということです。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2412/13/news066.html
最近1人一台タブレット端末が導入され、タブレット端末とどう付き合っていくのかという部分について、さまざまな議論がされているところです。ICT機器の利点というのもたくさんあります。しかし、ICT機器を使うことで、伸ばせない能力もあるだろうとも言われてきました。
最近では、学習用に貸与しているタブレット端末で家でゲームをしたり、動画を視聴したりして、家庭学習でちゃんと活用できていない生徒が多くいるという話も聞きます。
ご紹介した記事は、これまでの私たち実感と大きな違いはないと感じます。「漢字は読めるけど書けなくなった」などという会話が大人同士の中でもよくされているのではないでしょうか。昭和に生まれ育った私は、「漢字や英単語は最低でも10回はゆっくり書かないと覚えない」などと教えられ、漢字や英単語の書き取りの宿題などが出された記憶があります。PCやスマートフォンを使って文字を打つことが多くなり、筆記具を用いて書く機会が減ると、昔は書けた漢字や英単語のスペルが思い出せない場面がしばしばあります。書かないと忘れてしまうという実感は多くの大人が感じていることではないでしょうか。
そうすると、筆記具を用いて書いて学習するということは、身につけていくという部分においては、欠かせないものではないかと思います。
「学習内容を身につける」という視点においては、努力をしなければならないところは、省けないのだなと改めて思った記事でした。
書くことの大切さも忘れないようにしていきたいと思います。
3学期始業式
3学期始業式を挙行いたしました。
区内の中学校の様子では、欠席生徒が多くなっているという話がありましたが、
幸いにも本校は欠席生徒があまりいなかったため、体育館で全校生徒集まって対面で実施することができました。
2週間ぶりに元気そうな生徒の姿を見ることができて、とても安心しました。
始業式では、
・今年は乙巳(きのとみ)の年。干支は本来十二支のことを指すのではなく、十二支と十干が合わさって60年で一巡するように名前が決まっていること。そして、乙には紆余曲折しながらも進む、しなやかに伸びる草木を表し、巳には脱皮しながら成長する再生と変化のイメージをもっていること。変化の激しい世の中で紆余曲折ありながらも、新たな自分を創りながら成長していく、そんな乙巳を象徴する1年にしてほしいこと。
・年末に中学生が刺殺されるという痛ましい事件があった。こういう事件からどう身を守るのかということは難しいことではあるが、事件や事故に巻き込まれないように注意して生活し、命を大切にしてほしいこと
・命という漢字が入った言葉に、宿命、運命、使命、天命といった言葉があるが、自分の生まれもった変えられないものが宿命であり、自分の命をどう使うのかが使命であり、命をどう運んでいきたいのか、どんな人生を送ろうとするのかが運命であり、天から与えられた役割が天命であると考えられる。なかなか思い通りにいくことは少ないけれども、運命は変えられないのではなく、どうありたいかという自分の使命をもって取り組んでいくことで、運命は切り開かれていくものではないか。受験期を迎えた3年生はまさに自分の使命をもって進路選択に臨み、運命を切り開いてほしいこと
・3学期はあっという間に過ぎていく。3年生とも会える日は48日しかない。1年間の締めくくりの学期として、1日1日を大切に過ごしてほしい
と大きく4つのことについて話をしました。
3年生と天沼中学校で共に過ごせる日がどんどん少なくなってきています。かけがえのない大切な仲間を思い、卒業に向けて1日を大切に過ごしてほしいと思っています。
明日は始業式です。
穏やかな晴天が続いた年明けでした。
昨日はひさしぶりの本降りの雨で、植え込みの植物にとっては、恵みの雨になったようです。
インフルエンザが各地で流行し、猛威を振るっているという報道があります。
生徒の皆さんは、健康に冬休みを過ごすことができたでしょうか。
明日から3学期がスタートします。生徒の皆さんに会えることを嬉しく思います。
3学期の授業日数は、1・2年生は52日、3年生は48日です。
あっという間に過ぎていく3学期になると思います。
3年生にとっては、高校入試本番が近づいていますが、お互いに励まし合いながら、自分が望む進路に進んでいけるように、頑張っていきましょう。
まずは明日、皆さんの元気な姿が見られることを願っています。
2学期が終わりました。
令和6年度の2学期が終了しました。
本日の終業式は感染予防のため放送で行いました。予定より早い下校となりました。
元気に下校する生徒の姿を見ると、また年明けに同じように明るく登校する姿が見られることを祈っています。
事故や病気に気をつけて、充実した2週間を過ごしてほしいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、様々な場面でお力添えをいただき、誠にありがとうございました。よい年をお過ごしください。令和7年も天沼中学校をよろしくお願いいたします。
明日は終業式
明日は終業式です。2学期最後の授業日となりました。
3年生の保健体育では、校庭でサッカーをしていたり
2年生の家庭科の授業では、調理実習で豚汁を作っていたり
3年生の音楽の授業では、合唱の練習をしていたり
体育館では、各学年が2学期を振り返る学年集会を行っていたり
給食後は大掃除をして、校舎の様々なところを皆で分担して綺麗にしたりしていました。
12月は寒い日が多かったですが、晴れの日も多く穏やかな日が多かったように思います。
明日はいよいよ2学期最後の登校日です。
本当は全校生徒が集まって終業式を行いたいと考えておりましたが、1、2年生でインフルエンザの感染が広がってきており、放送での終業式を行うことにしました。
放送となり残念ではありますが、明日は登校できる生徒全員が、無事に時間通り登校できることを祈っています。
カウンターが1万を超えました
先週土曜日にこのHPのカウンターが1万を超えました。
2学期から本格的にこのHPに移行し、およそ4ヶ月で1万回の閲覧があったということになります。
おおよそ平日1日あたり100回は閲覧されている計算になります。
日常のちょっとしたことを発信する形をとらせていただいていますが、各種お便り等も併せて天沼中学校のことについて知っていただければと思います。
各学年3クラスずつの小規模な中学校ですが、通っている生徒たちは、とても真面目で一生懸命頑張っています。そんな生徒の様子の片隅がご紹介できればと思い、全職員でこのHPを運営しています。
2学期も残すところあと少しとなりましたが、引き続きこのHPをご覧くださいますようお願いいたします。
土曜授業公開
本日は土曜授業公開でした。1校時は通常の授業公開でした。2年A組の理科の授業では、電気回路の回路図の書き方について、理科室で学習していました。
2年B組の音楽の授業では、音楽室でwebアプリを用いて、創作の授業に取り組んでいました。どんな旋律が生まれるのか楽しみです。
3年生の授業は、社会科、数学科で、真剣に取り組んでいる生徒も多くいましたが、集中できない様子の生徒もちらほら見られたのは残念でした。
2・3校時は言霊朗読鑑賞・発表会でした。ご指導いただいていた鈴木KE企画カンパニーさんの役者さんによる朗読劇の鑑賞や、言霊100選の朗読の発表会、生徒による朗読劇の鑑賞会を行いました。とても上手に朗読する生徒もおり、生徒の隠れた才能が見ることができました。最後にフリーアナウンサーの谷原博子さんから、講評をいただきました。
放課後はレスキュー隊の訓練でCS委員も兼任されている守真弓さんを講師にパッククッキングの実習を行いました。災害時に限られた資材を使って食材を調理する技術は被災によるストレスを軽減するためにも重要な技術です。レスキュー隊で学んだことを大人になっても忘れずに生かしてほしいと思います。3年生のレスキュー隊員が多く参加してくれたことは、とても嬉しいことでした。
盛りだくさんの土曜授業公開となりましたが、多くの保護者の方、地域の方にご来校いただきありがとうございました。
委員会活動
本日の昼休み、図書委員会企画のおはなし会がありました。
図書委員会が準備をし、室内は飾り付けを行い、参加者には手製のしおりを配るなど、力の入った企画となっていました。
規律委員会では、昼休みのボールの使い方についてなかなか委員の注意をきいてくれないことから、注意した記録をとるようにすることにして、自分たちでアイデアを出して、昼休みのルールを自発的に守れるようにしています。
給食委員会では、先日給食調理員さんにインタビューを行って、どんな方が日々の給食を作っていただいてるのか、全校に伝えようと準備をしています。
保健委員会では、先日ご紹介したとおり、感染症予防のV動画を作成して注意喚起を行っています。
こういった生徒会の活動は、担当する教員の声かけや指導がありますが、基本的には生徒の発案で生徒が主体となって取り組んでいる活動です。
このように自主的に企画を提案し、活動する委員会が多いのも天沼中の好いところの一つではないかと思います。
卒業制作
本日の6校時3年生の教室をのぞくと卒業制作の作業を行っていました。
2学期も残すところ登校日は5日となりました。
3学期は50日程度しか登校する日はありません。入学試験その他で実際の登校する日はもっと少なくなります。卒業という2文字が3年生にとっては、日に日に近づいてきていることを実感します。
今年の3年生担当教員には、美術科がいるため卒業制作を行うことになりました。
どんな作品ができあがるのか、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。
どうやら鳥を描いて、切り抜いているようですが、果たしてどう使われるのでしょうか。3年生のどんな思いが込められた作品になっていくのか、注目です。
12月学校運営協議会
12月の学校運営協議会が開催されました。
杉並区立学校は、全ての学校がCS(コミュニティスクール)となっており、学校運営協議会が設置されています。地域の方や現役の保護者、学識経験者などで構成されており、学校の運営について意見や助言をしたり、施設や人事についての意見を教育委員会に伝えたりしています。
本日の学校運営協議会には、静岡県の函南市(かんなみし)の指導主事の方が傍聴に訪れ、本校の会議の様子を見学されていきました。
1月に開催される3校合同CS会議についてや学校関係者評価について話し合いが行われました。
出張音楽教室
杉並公会堂を本拠地として活動している日本フィルハーモニー交響楽団から、弦楽四重奏の出張音楽教室が開催されました。
曲目は
①アイネ・クライネ・ナハトムジーク
~楽器紹介~
②協奏曲「四季」より「春」第1楽章、「冬」第2楽章
③弦楽四重奏第77番「皇帝」より第2楽章
④君をのせて(天空の城『ラピュタ』より)
⑤リトルマーメイドメドレー
⑥天沼中学校校歌
Enc.情熱大陸
生の楽器の響き、プロの演奏者のテクニックに魅了されて、あっという間の50分でした。
区内の学校でも人気の出張音楽教室のようで、終演後すぐに次の学校に向かわれていきました。
録音ではない、生のいい音を聞くということはとても貴重な経験でした。
今日は弦楽四重奏でしたが、金管八重奏、木管八重奏、オーケストラなど様々な演奏形態があります。そのどの形態も様々特色があって素晴らしいものです。
天沼中は杉並公会堂が学区内にあります。興味をもった人は、ぜひ様々演奏会にいってみましょう。
日本フィルハーモニー交響楽団の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。
生徒朝会にて
本日は生徒朝会でした。
生徒会役員や各委員会からの全校生徒への呼びかけや連絡事項
駅伝の報告会に加え
フェニックス杉並の方から、救急救命講習会のご案内がありました。
フェニックス杉並さんでは、地域の人々と一緒に救急救命講習を行っていきたいと考えていただいていて、今回は地域の中学生ということで、天沼中にお声かけをいただきました。いざという時に心肺蘇生法が使えるようにするためには、継続的に講習を受けて、技能を維持する必要があります。
希望参加ではありますが、21日(土)の午後はレスキュー隊の訓練もありますので、多くの生徒の皆さんに参加していただきたいと思います。
秋口から、学校朝会や生徒朝会を時間通りに始められるようにという呼びかけをしています。今日の生徒朝会では、生徒会役員の人を中心に、「静かにしよう」、「並べたら座ってください」などの声かけを積極的に行っている姿がありました。時間通りに始められるように意識して行動している様子が見られたのはとても良かったです。
反面、日の出が遅くなり、朝の冷え込みが厳しくなっていることもあるせいか、30分過ぎに体育館に駆け込む生徒が多くいました。体育館の中で並んでいる生徒の皆さんは、朝会が始められるよう準備ができているのに、遅れて駆け込んでくる人たちの足音が響いてしまい、その生徒たちが並び終えるのを待たなければならなくなり、結果として遅れてスタートすることになりました。遅れて駆け込んでくる生徒が一斉に入ってくるならば、そこまで遅れなかったのですが、一人入り、二人入りとばらばらと駆け込む形となったので、待ち時間が長くなりました。慌てて駆け込むという行動は、「遅れを取り戻さなきゃ」という気持ちの表れではありますが、遅れて登校すると全体が止まることがあるというところまで、想像力を働かせてほしいところでした。
朝起きるのがつらい時期ではありますが、ゆとりをもった行動ができるよう、時間に気をつけて行動していきましょう。
旧若杉小跡地の本格活用に関するワークショップ
15日(月)旧若杉小跡地の本格活用に関するワークショップが旧若杉小体育館で行われ、本校の生徒会役員の2年生が、本校生徒から集めたアンケートを基にした活用方法に関するプレゼンを行いました。
その後ワークショップのグループ内での意見交換にも参加しました。
杉並区からの提案で本校の中学生にこういう機会を与えていただくことができました。旧若杉小跡地に新たな施設等が設置され本格的に使えるようになる頃に、彼らは成人、社会人として社会の中心を担っていく存在となります。実際に多く利用することになるであろう世代である、中学生の意見を提案する機会をいただけたことは、生徒にとっても住民参加型の地方自治というものを考える大きなきっかけとなったことと思います。
生徒会役員の皆さんアンケート作成から発表まで、ありがとうございました。
天沼児童館で餅つきがありました。
14日(土)天沼児童館で餅つきがありました。天沼の町会の方を中心に地域の方や学童クラブのボランティアの方々が協力して開催していました。小さな子どもから、小学生まで大勢の親子連れで賑わっていました。
けん玉名人のショータイムもあり、難易度の高い技の数々に、会場は大盛り上がりでした。
コロナ禍でこういった催しの多くが中止になっていましたが、あちこちで復活できていることはとても嬉しいことだと思います。
家庭で餅をつくことが少なくなっきている現在では、地域の方々がこのような伝統文化を大切にし、地域で子どもたちが文化に触れる体験をしていただけることは、とても有り難いことだと思っています。
保健委員会が感染症予防をよびかける動画を制作しました。
12月に入り、一気に寒さが増してきました。
朝起きるのがつらい季節になったせいか、朝時間ぎりぎりに登校する生徒が多くなってきました。3年生は受験に向けて、家庭学習も本格化してきているようで、就寝時間が遅くなりがちのようです。
感染症が流行する時期に入ったということもあり、保健委員会が感染症予防を呼びかける動画を制作しました。
教員用PCや生徒用タブレットで動画を編集するのは十分なスペックがあるわけではないため、様々な苦労があるのですが、その苦労を感じさせない出来映えで完成いたしました。
地域の皆様にもご覧いただきたいと思い、ぼかしを入れ、画質を落としてHPでも公開させていただきます。
(保護者の皆様には、tetoruにてぼかしなし高画質の動画のリンクを配信いたしました。そちらからご覧ください。)
通学路の安全を考える
本日出張帰りに天沼中近くの五叉路のところに、上の写真のような防犯カメラを見つけました。これまで何度も通っているのに、全然気づいていませんでした。
日頃、ぼーっと何も考えずに歩いているんだなと少々反省しました。
昨日、地域教育推進協議会の事務局会議があり、その取組の1つである、日大二中の生徒を対象にした通学路についての危険な場所等の調査についての結果について、報告がありました。
その中で、天沼中の周辺にも暗くて危険な場所という指摘が何点かあがっており、確かに冬場などの日没が早い時期だと、かなり危険に思える場所があると改めて振り返ることができました。
本日上記のような防犯カメラを見つけ、杉並区の取組として通学路に防犯カメラの設置を推進しいてるそうで、区内の様々な場所に設置されているとのことです。天沼中の学区域にどの程度設置されているのか調べ切れていませんが、そこまで多くの場所に設置できている訳ではなさそうです。
先日山形の小学生が外国人につきまとわれて撮影されている動画が拡散し、物議を醸し出したというニュースがありました。小学生や中学生が一人で歩いて登校できる環境を日本では当たり前に思ってしまうところがありますが、そういった国の方が少ないと聞きます。日本でも登下校中に行方不明になってしまったという事件が過去にいくつも発生していることを考えると、安全に登下校できる環境を守っていかなければならないと感じます。
天沼中学校区地域教育推進協議会では、通学路の危険箇所について情報を集めており、これから地域全体で通学路の安全を高めるために必要な取組について関係機関と連携しながら進めていきたいと考えているそうです。地域の皆様にも様々なご協力をいただきながら、通学路の安全を守っていけるように考えていきたいと思います。
平和のためのポスターコンクール表彰式
平和のためのポスターコンクール表彰式が区役所で開催されました。
本校からは、1名入賞いたしました。各校の素晴らしい作品がたくさん展示されていました。
平和というものをどのように考え、人類がどうあるべきかを考え直し、見つめ直すきっかけの一つになるのではないでしょうか。
第二次世界大戦後、核保有国が非核保有国に直接侵攻するという初めての事態に遭遇しています。海に隔てられてるとはいえ、核保有国に囲まれている日本という国に住む私たちが、未来に希望を見出すことができるように、しっかりと平和を実現していく気持ちを大切にしていきたいと思います。
平和のためのポスターコンクール入賞作品は、13日(金)まで区役所2階の区民ギャラリーで展示されています。
次の週には、薬物乱用防止ポスターが展示されていますので、区役所にお越しの際はぜひ2階の区民ギャラリーでご覧ください。
授業訪問(1年技術)
1年生の技術の時間を訪問しました。各自がものづくりの題材で、作業を進めています。折りたたみ椅子を製作していますが、穴開けや釘打ちなど、木材加工の基本的な技能が含まれています。
釘打ちをしていた女子生徒の様子を見ていると、しっかりと玄翁の面の使い分けができていて、素晴らしかったです。使用している釘は真鍮釘で、頭がきのこのかさのように曲線のため、打っている途中で曲げやすい釘なのですが、しっかりと打ち込んでいました。
私の新規採用時代は、各家庭に両刃のこぎりは普通にあり、小学校の図画工作の授業以外にも、家で木材を切って何か作った経験がある生徒は半数程度はいました。最近では、のこぎりがない家庭の方がほとんどになり、DIYがブームになっているとはいえ、大多数の生徒は、のこぎりを使った経験が乏しく、まっすぐのこぎりを挽ける生徒はほとんどみられなくなりました。
中学校の授業の中で、ものづくりを行うことはとても貴重な体験になっているのではないかと感じます。手作業の良さ、手作りの良さを味わってほしいと思います。
3年生の卒業面接を行っています。
三者面談期間は残すところあと1日となりました。
ご多用のところ、学校までお越しいただき、誠にありがとうございます。
3年生に限らず、天沼中の保護者の方は、ご両親そろって面談にお越しいただける割合が高いような気がします。日頃からご家庭において、生徒の様子について高く関心をもっていただけているのだと思います。保護者の皆様のご期待に応えるように、引き続き取り組んで参ります。
三者面談期間中から、12月いっぱいかけて、私と副校長の2人で3年生全員を対象にした卒業面接を行っています。
都立推薦などで面接を試験に課されている生徒への面接練習を兼ねるとともに、これまでの3年間の取り組みと自分の成長を振り返り、卒業に向けて生徒一人一人の様子を確認するために行っています。一人あたり15分と短い時間ではありますが普段あまり会話をしたことがない生徒の皆さんの話を聞くことができ、とても有意義な時間です。
私自身が教員に成り立ての頃は、もっと放課後にいろいろな話を生徒とする機会があったような気がしますが、最近はそういう時間が少なくなってしまっているような気がします。(気のせいかもしれませんが)
コロナ禍を経て、オンラインで行うコミュニケーションツールの活用が進みましたが、対面でのコミュニケーションには敵わないと改めて実感します。
面接を通して、改めて3年生のこれまでの頑張りや、人となりを知ることができました。しっかりと成長していると感じることができています。まだまだ面接は続きます。生徒の皆さんは緊張した時間で嫌々面接を受けているとは思いますが、私にとってはとても貴重な時間を過ごしています。
杉並区中学校対抗駅伝大会2024
杉並区中学校対抗駅伝大会2024が終了しました。
入賞には届きませんでしたが、男女ともに昨年度の結果を上回ることができました。
(女子13位、男子10位)
部員以外にも多くの生徒、保護者の皆様が応援にかけつけていただき、天沼中の団結力を感じることができました。
今年は3年生も多く出場し、学校全体で取り組むことができました。これを伝統として、生徒全員が一丸となって頑張る学校の雰囲気を大切にしていきましょう。
公式記録が発表になりました。
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/bunka/sports/1007778.html
薬物乱用防止推進ポスター表彰式
12月7日(土)杉並保健所にて、薬物乱用防止推進ポスターの表彰式が開催されました。天沼中は地区会長賞、特別賞、優秀賞と3名の生徒が入賞し表彰されました。
入賞作品は、12月6日(金)から杉並保健所、12月16日(月)から杉並区役所で展示されます。近くをお越しの際は、ぜひ生徒の力作をご覧ください。
明後日は駅伝大会!
今朝、駅伝部は最後の朝練習を行いました。
本校の駅伝部は、駅伝大会に向けて活動期間を限定し、参加を希望した生徒によって練習を行っている部活動です。今年は1年から3年まで53名もの生徒が参加し、一生懸命自己ベストを更新しようと努力を重ねてきました。残念ながら、駅伝大会に出場できる選手は、男子5人、女子5人、補欠として登録できる選手はそれぞれ4人ずつの計18人しかパンフレットに名前が載りません。しかし、最後まで駅伝部の部員全員で力を合わせながら練習を積み重ねてきました。みんなで力を合わせて取り組むことができたこと、それが何よりも天沼中駅伝部の宝だと思っています。
区内の中学校には、陸上部がある学校があったり、長距離の才能がある選手がいる学校があったりと、天沼中学校よりもタイムが速い学校は多くあることでしょう。しかし、駅伝への出場を希望する選手が少なく、出場することが難しい学校が多くある中、53人の仲間とともに出場する学校はおそらく天沼中だけではないかと思います。チームの人数としては、杉並区でNO1の学校ではないでしょうか。勝負事なので、順位が大切であるという面は否定しませんが、天沼中学校として多くの生徒が気持ちを一つにして、皆で頑張ってきたというこれまでの過程が、他に変えられない価値あるものだと思います。
明後日の結果がどうなるかわかりませんが、出場した選手全員がベストを尽くし、最後までたすきをつなげて走る姿が見られることを祈っています。
YouTubeチャンネルも開設され、中継されるそうです。
以下のリンクからご覧ください。
https://www.youtube.com/live/C1iRLv2lUWU?si=jynLXQ8JH1bkSf39
保護者の方、地域の皆様の熱い声援をよろしくお願いいたします。
英語力
今の生徒は小学校から英語の授業があり、英語という言語を学んでいます。高校、大学に進学しても、英語の授業がありますので、10年間以上英語を学びます。
恥ずかしい話、私の英語力はそれだけ学んできたとは思えないほど、悲惨なものです。
高校生、大学生の頃の方がまだ対応できていたように感じます。中学生のリスニング問題を聞いていて、今よりも学生時代の方が確実に聞き取れていた実感があります。
英語に限らず、日本語についても同じだと思うのですが、言語は使い続けていないと確実に力が衰えていきます。日本語についても、本を読んだり、何かを文章に書き表したりしていなければ、しっかりと読み取れなかったり、いい文章が浮かばなくなります。AIが発達し、これから言語の垣根は下がっていくとしても、コミュニケーションの基本である、言語力は大切だと感じます。
一昨日夜、Xのポストを眺めていると、韓国で戒厳令が発令されたというニュースが流れてきました。慌てて、テレビや国内のネットニュースなどから情報を集めてみましたが、全くといっていいほど、扱っていませんでした。本当のニュースなのか?と疑いたくなるくらい、戒厳令が発令された3日の深夜から4日未明にかけて、日本国内における報道は皆無に近い状況でした。海外のメディアから流れてくるニュースでは、戒厳令が否決されたことや国会を取り囲む民衆の様子などが流れていました。4日朝では、報道がされるようになりましたが、海外メディアとのタイムラグがとても気になりました。
こういう時に、海外メディアの報道を翻訳なく読み取ることができると、多角的な情報を得ることができると改めて感じます。ツールの発達で、日本語以外の記事を翻訳してくれる機能が使えるようになってきていますが、全て翻訳できるとは限らなかったり、翻訳に一手間かかったりと、直接記事を読み取れる方が多くの情報に触れることができると実感します。人と人とのコミュニケーション力として、外国語を「話す」・「聞く」力が大切であることも間違いありませんが、外国の文章を「読む」力もこれからの時代を生きていくためには、とても重要な力です。
私自身が英語が苦手ですので、得意でない人の気持ちはとてもよく分かりますが、しっかりと英語の力を高められるように、前向きに取り組んでほしいと思います。英語を学習する大切さは、こういうちょっとしたタイミングにも感じられるくらい、グローバル化した現代社会の中では重要になっています。
北門の紅葉
北門のもみじが綺麗に色づいています。今年は各地で紅葉が遅くなっていると聞きますが、ここのところの冷え込みと晴天が続いていることから、とても綺麗に色づいています。このもみじの葉が落ちきる頃には、一段と寒さも厳しくなっており、本格的な冬の訪れとなるところだと思います。
現在学校は三者面談期間中です。3年生にとっては、進路決定につながる大きな面談になります。これから受験勉強モードになり、心の余裕がなくなっていきがちな時期になりますが、こういった季節の美しい一コマにも目を留める心の余裕をもちながら、希望する進路の実現に向けて頑張ってほしいと思います。
地元野菜デー
本日の給食は地元野菜デーということで、大根が杉並区産のものを使用した献立でした。前回はジャガイモでしたが、今回は大根ということで、各学校共通したメニューになっていることと思います。
本校から北側の上井草、下井草地区は、杉並区内でもまだ農地が多い地域で、近くに野菜が植わった畑をみることができます。これだけ住宅地が広がっている杉並区内において、給食に提供できる食材を確保することはなかなか難しいようで、地元野菜デーを増やしたいという意向を関係者はおもちのようですが、現実にはなかなか厳しいという話が聞かれます。酪農家が1万戸を切って、危機的状況にあるというニュースが流れています。給食に牛乳が出せないかもしれないという話が現実のものとなるかもしれません。私たちは当たり前に食事を食べることができていますが、日本の食を取り巻く環境は綱渡り状況にあるということを知って、毎日の食事に感謝してきたいと思います。
学校朝会にて
本日の学校朝会で、次のような話をしました。
「この土日に中東で大きなニュースが飛び込んできました。シリア情勢が大きく変化したという話が入ってきています。テレビや新聞では大きく報道されていませんが、10年以上膠着状態だったシリア内戦で、反政府勢力が第二の都市アレッポを奪還し、近くの空軍基地等も占拠し、首都ダマスカスにも近づいているとの情報です。
中東情勢は一元的な正義と悪という関係では見られないものです。シリアの政府軍を支援しているのが、ロシアとイラン、レバノンのヒズボラという組織も関係しています。ヒズボラはイスラエルと戦闘状態にあったことは知っていると思いますが、イランはパレスチナのハマスを支援しています。イスラエルとロシアは元々ロシアにユダヤ人が多く住んでいた関係もあり、比較的良好でしたが、最近は距離が開いています。
逆にシリアの反政府側を支援しているのが、トルコです。トルコは第一次世界大戦で敗戦し、大きく中東からのプレゼンスが後退してしまったのですが、ものすごく影響力をもった大国でした。ロシアがウクライナ戦争でリソースをシリアに回せなくなったことにより、今回のシリア内戦が動いた面があります。2年前にはアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ地域での紛争にも、トルコと密接に関係するアゼルバイジャンが勝利し、中東からコーカサス一帯のトルコの影響力が増してきています。ロシアがウクライナとの戦争で力をウクライナに裂かなければならない状況下で、相対的にこれまでロシアの影響下にあった地域の影響力が下がっている現実があります。歴史的に大国であった、トルコ、ロシア、イラン(ペルシャ)の力のバランスの崩れが、こういった状況を生んでいます。ここからどのように展開していくのか、ウクライナ情勢とも絡んでいきながら大きな変化が生まれそうな状況です。シリア内戦の状況変化が様々部分と複雑に絡んでいますので、シリア政府側(反政府側)が正義OR悪という一元的な見方では、正しくものを見ることができません。
「ググる」という言葉が使われることがあるように、何か分からないことがあるとインターネットの検索サイトで検索することが多いと思います。グーグルの検索結果の上位には、広告料を払ったサイトが上位にきたり、SEO対策といって、サイトの検索にひっかかりやすくするように工夫したサイトが上位にきたり、過去10年以内に更新されているサイトでないと表示されないというフィルターがかかっています。ネットも新聞やテレビも何らかのバイアスがかかっているということを分かった上で、様々な視点から、様々な情報を得て、しっかりと判断していくことが大切です。」
一つの情報を鵜呑みにすることなく、様々な角度から情報を分析して判断していくことは、分かっているようでなかなかできません。こういった社会情勢の変化からも、しっかりと背景を理解していけるようになってほしいと思います。
その後、学校朝会では連合文化祭の英語学芸発表会に参加した生徒のスピーチがありました。平和についての難しさと考えることの大切さを生徒の皆さんには心に刻んでほしいと思います。
美術室前廊下
西校舎の美術室前には、生徒の美術の時間に制作した作品が展示されています。
保護者の皆様で、普段なかなか西校舎の美術室前までお越しいただく機会は少ないことと思います。
被服室前にも家庭科の課題が展示されています。ぜひ学校に訪れていただいた際には、様々な作品をご覧ください。
自分が中学生の頃を思い出すと、美術の時間は苦痛の時間でした。上手に絵が描けないことがコンプレックスで、上手に画ける人をとてもうらやましく感じていたことを思い出します。
美術の時間を学習したのは、中学校が最後でした。高校では音楽を選択したため、毎週のように何か絵を描いたりすることを体験することは中学時代に終わりました。
この年になって振り返ると、美術、音楽、技術の時間を必修で学ぶことができるのは、中学生までで、非常に貴重な体験をさせてもらっていたのだということを、改めて感じます。(現在、体育・家庭は高校で必修です。)
中学3年間でしか学ぶことができないことというのが多くあるものだと感じます。実技教科の時間数が以前に比べて少なくなってしまっていますが、大切にしていきたい時間だと改めて思い直しました。
名人検定合格
本日3年生の1名が言霊名人検定を合格しました。
今年度は、現在3名の合格(言霊名人2名、Kotodama名人1名)が出ており、全て3年生です。3年生がしっかりと目標をもって、言霊100選に取り組んでいることは、とても素晴らしいことだと感じます。
今年度はまだ、2年生の名人が合格していません。ぜひ2年生から合格者がでることを願っています。今の学校を引っ張る役目は2年生です。これまで多くの先輩方から受け継いできた伝統を大切にして、名文に親しみ、文化の理解を進めましょう。
道徳の授業
本校の水曜日5校時は道徳科の時間です。
各学年で道徳の授業が行われていました。
3年生の授業の様子
2年生の授業の様子
1年生の授業の様子
今週は全学年で副担任も含めたローテーション授業を行っていました。
3年生は疲れた様子の生徒も多く、集中していない生徒も見られましたが、
1、2年生はしっかりと発言し参加している様子が見られました。
道徳の時間は自分の生き方を見つめる時間です。教員としてもしっかりと生き方について考えを深められるように授業力を向上していきたいと思いますが、生徒の皆さんもしっかりと1時間1時間を大切にしてほしいと思います。
3年国語の授業
3年A組の国語の授業にお邪魔しました。
自分の考えをまとめ、根拠のある意見を述べられることをねらいとして、ディベートを用いた話し合いが行われていました。
話し合いのテーマは「触法少年は必要か必要でないか」必要とする立場の生徒の人数に対して、必要としないを立場にする生徒の人数が圧倒的に多く鳴ってしまっていましたが、必要とする立場の生徒は、必然的に意見表明をする機会が多くなっていましたが、根拠をもって反論する様子があり、非常に白熱した議論が展開されていました。
中学3年にもなると、説得力のある発言を行うことができるようになるものだと、改めて思いました。白熱しすぎて、感情がこもってしまう場面もありましたが、どちらの意見も非常に説得力のあるディベートが展開されていました。
学校朝会
学校朝会を行いました。荻窪警察署のスクールサポーターの方に来校いただき、「闇バイト」への注意喚起をおこなっていただきました。
ここのところ、朝会への集合が遅く、始まりが30分を過ぎてからということが続いていました。今日は30分には整列を完了し、朝会を始めることができました。先日の生徒朝会の際に、生活指導主任に注意されたことを意識してしっかりと直すことができるところが、天沼中生のすごさだと感じました。
もう一段階レベルアップして、時間を守る意識や声かけをしなくても静かに並ぶことができることなど、生徒自ら気づき注意できるようになり、教員の声かけがなくともできるようになっていると、さらに素晴らしいと思います。まだまだできる力をもっていますので、皆でよりよい雰囲気を作っていきましょう。
進路決定に向けて
3学年から進路便りが配布されました。保護者の皆様にはtetoruにて配信しております。本HPにも掲載しておりますので、ぜひお読みください。
その中で、仮の評定の伝達について記載されている箇所があります。入試に用いる調査書に記載する評価・評定は、1・2学期を合算したものを用います。2学期末は12月25日となりますが、その前に私立学校との入試相談が始まります。それぞれの学校説明会の中で、併願優遇等を利用する場合の基準が示されている訳ですが、2学期末まで待っていると、希望する高校の基準に達しているのか達していないのか分からないと、受験校を決める際に困ることがあるため、仮の評定の合算値を事前にお伝えし、進路選択をスムーズにするために行っています。
お伝えする評定の合算値は「仮」のものです。東京都は成績一覧表審査というものを実施しており、各校の成績におかしなものがないかチェックを行い、その審査を通過した評価・評定を調査書に記載しています。調査書記載事項通知書で通知される評価・評定をもって正式なものとなりますので、それまでは校内でも公平・公正で妥当性・信頼性のある評価をするように努めておりますが、調査書記載事項通知書に記載されるまでは、公的な確認がとれていないものとなりますので、取り扱いは「仮」のものとなります。
いよいよ進路決定の時期になってきました。12月4日からの三者面談では、3年生はしっかりと自分の将来を見据え、自分に合った学校を選択できるようにしてほしいと思います。分からないこと、悩んでいることも多いと思いますが、その際には躊躇せず、担任の先生を中心に天沼中の先生に気軽に相談してください。
判断力
最近報道等では、基礎控除引き上げ等の税制に関する話や、兵庫県知事選挙等の国内の政治問題が大きく報道されているので、少し「闇バイト」の話について報道が落ち着いてきたように思います。しかし、「闇バイト」の事件は減っているということはなく、実際には発生しているのではないかと推察しています。
「闇バイト」の問題は、ここも個人的な推察に過ぎませんが、いわゆる「振り込め詐欺」の手口が巧妙化し、かけた手間と詐取できる金額の割が合わなくなってきていて、家から直接窃盗や強盗を起こしていく流れにつながってきているのではないかと感じています。「振り込め詐欺」の受け子と言われるお金を受け取る人は、若い人が多くSNS等で応募した人が気軽に行っていたという報道があったことを記憶しています。今回の強盗につながるような凶悪化した犯罪についても、入り口はSNSでの応募からという話があり、応募した人が簡単には逃げられないように巧妙に仕掛けられているというような報道もされています。
私が教員になった時代は、携帯電話の普及率がまだまだ低く、PHSが高校生が持ち始めたくらいの時代でした。10年、20年経つと高校生になると携帯電話・スマートフォンを皆持ち始める時代になり、最近では中学生は当たり前のようにスマートフォンを所持する時代になりました。スマートフォンはネット回線とつながった小さなPCですので、小中学生から「インターネットと常時接続されている状態が当たり前」という環境になっています。
そういった中で、大人がフィルタリング等をかけて危険な情報にアクセスできないように制限をかけていくことは大切なことではありますが、かけた制限をすり抜けてくるものが必ずあり、子どもたちが自律的に判断し危険な情報にはアクセスしないという判断力をつけていく必要があります。
学校の中でも情報リテラシーに関する指導を行っていますが、普段の生活の中で折に触れ生徒と情報リテラシーについて考える機会をつくっていく必要があると感じています。ご家庭におかれましても、生徒にスマートフォンをもつ責任について、保護者のスマートフォンを持たせる責任について話し合っていただく機会をふやしていっていただければと思います。
ウクライナ戦争から1000日
11月19日でウクライナ戦争から1000日経過したと報道がありました。
私はロシアがウクライナへの侵攻準備を始めているという報道が出ていた2021年末頃から「本気か?」という気持ちで情報を眺めていました。
半信半疑で「おそらく直前には侵攻回避するだろう」と思っていたのですが、予想は外れロシアはウクライナに侵攻を始めました。そこから欠かさず状況の推移を追っているのですが、戦争が終結する見込みはありません。
ロシアは当初「特別軍事作戦」という表現を使い、「戦争」という前提をとっていませんでした。最近の報道を追っていると、「戦争ではない」という前提は曖昧になっているように思います。陸続きで国境を接しているロシアとウクライナは、地理的条件もあいまって、非常に長い前線を作って戦闘を行っており、ロシアが押しているものの、ほぼ膠着状況になっています。
ロシアとウクライナの関係について、このウクライナ戦争が始まるまでは詳しくは知りませんでした。2014年頃から東部地域での紛争は続いていたものの、20世紀初頭のソ連時代の出来事や、ロシア帝国建国に関わる両国の関係など、歴史的に様々な要因が重なり合い、簡単に言い表せるものではないことを知りました。
SNSなどに投稿されているウクライナ戦争の言説には、様々な意見が飛び交っています。ただ、今回のウクライナ戦争の口火を切ったのはロシアであることは間違いありません。そういった事実についても間違った認識で論じられている言説があることに対して、情報を精査し、自分にとって大切な情報を取捨選択する力はますます高まっていることを感じています。
今の中学3年生が小6の3学期にこの戦争は始まりました。これから入学してくる生徒はウクライナとロシアが戦争しているのが当たり前と思って入学してきます。様々な言説に惑わされず、戦争が起きない世界を目指すためには何が必要なのか、しっかりと考えていく力をつけてほしいと願っています。