”天沼中の近未来” みんなで創っていきましょう
学校運営協議会 会長 三石初雄
天沼中学校の学校運営協議会(CS)にお世話になり、10年を過ぎました。正直なところ、はじめは学校支援本部との関係についておぼつかないところがありました。ようやく、これまでのCSの委員や学校支援本部、PTAの方々と話し、そして天沼中学校の行事等に参加する過程で、役割等を考えられるようになりました。
この間、杉並区では「教育ビジョン2022」を更新し、文部科学省では『生徒指導提要』という資料の改定(2022)をしました。先に触れた「教育ビジョン2022」では「当事者」の観点を重視することが示されています。また、『生徒指導提要』では「自己存在感・自己有用感」「共感的な人間関係の育成」「自己決定の場の提供」「安全・安心な風土の醸成」をめざすとしています。つまり、当事者、自己・主体による思考が「鍵」となり、1人ひとりの選択の機会を用意することが、学校教育の大切な課題だという指摘です。
2024年にCSが実施した「天沼中学校゛生活と学び”調査」結果では、生徒たち自身が、学校の教育活動を肯定的に受け取っている状況が浮かび上がってきます。運動会での種目決定への参画やことだま百選、防災教育、伝統文化体験、学校行事での活躍等について、肯定率80%以上の項目が増加していることからです。と同時に、生徒の自由記述には、「もっと入れられるロッカーが欲しい」「更衣室を広くし整備してほしい」「ゆったりと話し合う居場所が欲しい」等の意見が示されていました。また、先生方との懇談会では、「グループでの校外学習を自分たちで計画し、下調べ・実施・帰校するという経験をさせてあげたい」「生徒自身の生活空間を、自分たちの意見で改善する経験をさせてあげたい」、そのための時間と機会の確保、ワークバランスの改善が必要、という想いをうかがいました。
これらの想いや要望について、CSとしては少しでも応えることができればと考えています。その貴重な機会として、2025年度から始まった天沼中学校改築計画への参与・参画があります。2025~26年度に実施設計に入り、2030年に校舎使用開始という6ー7年かけての計画です。この学校改築は、その後70年間ほど使用する公共施設として想定されています。来年度から公立学校の1学級当たりの上限人数定数を削減し35人とする計画も後押ししてくれるでしょう。近未来の天沼中学校に、芸術と文化が醸し出す「天中ならではの学び空間」づくり、学びやすく、仕事しやすい、みんなが気軽に集える場づくりを、「当事者」である生徒・教職員、保護者や学校支援本部、同窓会・町会の人たちで知恵を出し合い、建物とともに内実を創っていきましょう。CSからも改築検討懇談会等で発言していきます。