2024年11月の記事一覧

「郷土愛」

10月末から3年生の3クラスで「郷土愛」を主題とした道徳の授業を行いました。
3年生は色々なことを深く考えられるようになるので、こちらも改めて考えさせられたり、すごい!と思うような発言があったりします。
使用した教材は、「島唄の心を伝えたい」という生徒作文を用いた教科書に載っている教材を用いました。奄美地方に在住の筆者が、習い事として取り組んでいる「島唄」を通して、島唄を大切にし、島唄に込められた思いを伝えていきたいと決意する話です。
郷土芸能を伝えていこうという筆者の思いから、郷土を大切にしたいという思いの源について考えを深めていく授業でしたが、なかなか筆者の思いに共感できない人が多かった様子でした。あるクラスでは「洗脳されているというか、思い込まされているのではないか」と考える生徒がいて、「そんなことはない、これは心からそう思っている」と返す生徒がいました。別のクラスでは、「愛」というキーワードが授業の早い段階から生徒の発言のなかから出てきたことで、「島のことが好き」という気持ちが思いの根底にあるという「郷土愛」のベースにある思いに迫っていました。そこから別の生徒は「他の地域、島から出たことがないから、他を知らないからそう思えるんだ」という発言が出て、違った視点で考える生徒もいました。
杉並という地域では、「ふるさと」という思いを抱くことはなかなか難しいことを他にも授業していると感じています。

「ふるさとは遠くにありて思うもの」という室生犀星の詩の一節が有名ですが(本来の詩の意味とは違う使われ方をしていますが)遠く離れた時にこそ、故郷への思いが高まるものかもしれません。誇るべき伝統や文化がなくとも、故郷への思いは誰もが抱けるはずです。天沼中が生徒にとっての故郷の情景の一つとなるようにしていきたいと思います。

1学年 職場訪問の事前学習

来週の11月14日(木)に行われる職場訪問に向けて、インタビューをする内容の確認を行いました。インタビューをする内容が決まったグループから、グループごとにインタビューの練習を行いました。生徒たちは本番を想定して積極的に取り組んでいました。

 

給食風景

配膳しています。

「いただきます」の後のお代わりにたくさん並んでいます。

班ごとに喫食です。

書評座談会に参加しました。

11月2日(土)、勤労福祉会館で書評座談会が行われました。2年生2名、1年生4名は、事前に校内のミニ書評座談会で準備した後、本番に臨みました。当日は課題図書『きみの話を聞かせてくれよ』(村上雅郁作)について、活発な議論が交わされました。壇上で司会をつとめた天沼中の生徒2名は、ところどころで自分の意見を述べつつ、会場の意見を集約していました。また他の生徒も、文体の特徴について気づいたことを発表したり、自分の体験をまじえて語ったりしていて、参加した一人一人が堂々と自分の意見を述べていました。

保健体育の授業

本日の保健体育の授業の様子です。体育というと身体のことやスポーツのことを学習すると思いがちですが、本日のテーマは「障害の原因と防止」です。身の回りにある危険やその要因について学習しました。

3年技術・家庭科の授業


今年度本校の3年生の技術・家庭科の授業は、水曜日にあります。
技術・家庭科は1・2年生では、週に技術と家庭で1時間ずつ、年間に70時間ありますが、3年生では技術・家庭科で週に1時間ずつになるので、隔週で技術と家庭の時間が入れ替わります。

今、技術分野では金属加工の技術を用いて、キーホルダーを製作しています。家庭分野では、和食と煮魚の調理技術について学んでいました。
DIYがブームとなっているとはいえ、なかなか家でものづくり、特に金属加工などを行う機会はとても減っていると思います。また、調理でも手軽に出汁がとれるようになり、昆布や鰹節から出汁をとるご家庭は減っていると思います。授業の中でこれらの体験ができるということは、非常に貴重なことだと感じます。隔週に1時間しかない中で、技術・家庭科の教員は題材を非常に工夫していることが伝わります。英語のように年間140時間の実施できる教科を少しうらやましく思ってしまいます。

3年C組調理実習

今回の調理は、「煮魚とお吸い物」でした。準備からてきぱきと動き、時間内に完成しました。魚の臭みを酒としょうがで除きとてもおいしいものが出来上がりました。お吸い物は、だしがしっかりと取れていました。


3年生の調理実習の様子です

家庭科の授業で調理実習が始まりました。

自分が食べるものを自分で作ることを通して、普段食事を作ってくれる人たちへの感謝もともに学びます。

そして料理をしている様子、食べている様子はとても嬉しそうでした。