学校ブログ
清水の井戸
天沼中学校は、天沼1~3丁目、上荻1丁目・2丁目の一部、本天沼2・3丁目の一部、清水1・2丁目の一部が学区となっており、天沼中学校のすぐ西側は清水1丁目になっています。
江戸時代は清水の町域は「沓掛」だったそうですが、昭和7年に杉並区が発足した際、「沓掛町」と「清水町」に分かれ、そこから「清水」という町名が使われるようになったそうです。
昭和38年から行われた杉並区の住居表示によって、昭和39年から40年にかけて旧清水町は清水1・2丁目、桃井1丁目になりました。元々の地名である「沓掛」が住所表示から消えてしまったのは、いろいろな事情があるとは思いますが、少々残念です。
元々この清水の地域には、清水が湧く湧水池がいくつもあったそうです。町名の清水の由来となった現在も水が湧いている井戸が、学校からほど近くの場所にあります。
由来について書かれている看板を読むと、わき水は稲の生育に適さないため、土を入れて畑としたのですが、水の神への冒涜になると土を取り除き、現在の形に整備したと書かれています。この地域の方が淸水の湧く場所を大切にされていたことをうかがえます。
ちょうど、この場所は周囲と少し下がったところにあります。すぐ北側には遊歩道があり、今は暗渠となっていますが、昔は小川が流れていたであろうことが予想されます。住宅地になり変わってしまった景観が多い中で、過去を偲ばせるスポットだと思います。
授業を参観して(2年家庭)
今日は2年生の技術・家庭科家庭分野の授業におじゃましました。
ミシンを用いて、タブレットケース作りを行っています。
2年C組の生徒たちは、集中して作業に取り組んでいる様子がありました。
男子生徒もミシンを上手に使って、なめらかに縫っていました。
ものづくりの授業では、「買った方が安い」と言われることがありますが、一つの製品を作るのにどれだけの手間がかかり大変なのか。金額として製品を価格だけで価値を判断してしまうことがありますが、自分が作ったら大変なものが安く作られているのには、どんな背景があるのかを考えていくことも、教科を横断した学習のきっかけとなっていきます。
ものづくりの大変さと同時に面白さを体験し、ものを大切に使おうという心なども育ってほしいと願っています。
震災救援所連絡会・学校運営協議会
本日は天沼中学校震災救援所連絡会が行われました。
地域の方と区役所の職員を中心とした、救援所連絡会委員が集まり、発災時の救援所立ち上げに関する流れなどについて確認を行いました。
災害はいつどこで起こるが分かりません。能登半島地震のように元日に発災すると、職員がだれもいない日に救援所を立ち上げなければなりません。連絡会委員も全員地域にいらっしゃるとは限りません。様々なシチュエーションを想定して対応できる必要があると感じました。
地域の方々のご意見をうかがいながら、確認事項を洗い出していました。
また、会議室では学校運営協議会(CS)が行われました。
12月に実施するCSアンケートの項目の確認や、1月に実施する3校合同CSの議題関するアンケートの内容などについて議題にあがりました。
3校合同CSでは、天沼中学校がこれから改築になるにあたって、どんな学校、どんな校舎がいいのか、生徒・保護者・地域の方の声を聞いて、意見交換を行おうと計画しています。そのための天沼中の校舎改築に関するアンケートの内容について話し合いました。
天沼中学校のCSは毎月第4水曜日を基本として開催しています。
1年生学年集会
職場訪問学習へ向け、学年集会を行いました。
生徒は、訪問先の選定の仕方や原則一人一事業所の意義についての話を、真剣に聴いていました。
2学期中間考査
本日・明日は2学期中間考査です。
定期考査を受けると点数を気にする生徒が多いですが、点数が一番大事なことではありません。
各教科のテストには、その問題から見取る観点が設定されています。仮に合計80点とったとして、知識・技能の観点60点中55点、思考・判断・表現の観点40点中25点だったとすると、知識・技能の観点は9割以上達成しているのに対して、思考・判断・表現の観点は6割程度と思考・判断・表現の力がもう少し努力する余地があるということになります。
定期考査は自らの学習の成果を振り返り、学習の状況を客観的に把握し、生徒自ら学力を高めるために、どこのどんな力をより高めていく必要があるのかを理解し取り組むために行っています。
明日は3教科です。日頃の学習の成果を十二分に発揮できるように、しっかりと睡眠をとり、挑んでほしいと思います。