カテゴリ:校長室から
「いのち」
昨日は、実の父親がを息を引き取ったため、お休みをいただくことになりました。
いろいろとご迷惑をおかけいたしました。
8月末に、体調不良が続いていたため、いやがる父を病院につれていき、そのまま入院となっていました。
一昨日、病院から病状の説明の呼び出しがありました。夕方病院に着くと医師から私一人で説明を受け、その後医師が父に説明する場に立ち会い、少し父と会話をして病院を後にしました。
その数時間後、夜中に病院から容態の急変を知らせる電話がなりました。実家に寄って母を車に乗せ、病院についたものの、息を引き取った後でした。いつ亡くなってもおかしくないと告げられていたものの、こんなに早く別れが訪れるとは全く予想しておらず、実感がないというのが、正直な気持ちです。
始業式の話の中で、「有り難う(ありがとう)」という意味について話をしましたが、当たり前になってしまうと、なかなか「有り難う」という思いを抱きにくくなります。
恥ずかしい話ですが、こうやってあっさりと当たり前にいた親がいなくなると、いかに親が生きていることが当たり前に思ってしまっていたかに気づかされ、反省しきりです。
父親の生涯ということを考えると、亡くなる間際まで人の手をほとんど借りず、自宅で過ごし、最後の最後は短期間の入院で生涯を終えました。「ピンピンコロリ」という言葉が言われていますが、まさにその通りの生涯だったように思います。
しかし、最後まで「自宅に帰りたい」と言っていましたので、最後の最後は父の理想通りではなかったのかもしれません。そう考えると、生きることは自分の思うままにはいかないものなのだと、改めて感じました。
だからこそ、1日1日を大切にして毎日を過ごしていかなければならないと強く誓った日でもありました。
何かを失って改めて実感をもって気づくことというのが多くあります。残念ながら、それが人間の性なのかもしれません。
心に響いたことを素直に受け止めて、心に浮かんだこと、思ったことを実現できるようにする。それは中学生でも大人でも大切にすべきことだと感じています。
「ありがとう」という気持ちを大切にしていきましょう。
爽やかな風が吹いています。
これまでの猛烈な暑さに代わって、今日は爽やかな風が吹いています。
天沼中学校の4階北側の窓からは、高く大きな建物がないため、遠くまで見通せます。
晴天時には一面に広がる青空がとても気持ちいいです。
2学期が始まって3日目。眠い目をこすりながら登校する生徒の様子が見られました。
まだまだ生活のリズムが取り戻せていない様子がありますが、しっかり頑張っていきましょう。
電子黒板が導入されました。
この夏休みに、普通教室のプロジェクターと電子黒板の入れ替えが行われました。
区内全校で使用していた、黒板に設置するプロジェクターから
大型液晶モニターを使用した電子黒板に変わりました。
これまで、明るい日中などでは、カーテンを閉めないと見えづらかったものが、カーテンを閉めなくても、くっきりと見えるようになりました。
ペンタブレットとしての機能も優秀で、画面に直接文字を書き込んだり、書き込んだ文字をデータ化する手書き文字のOCR機能などもついており、機器の発達のスピードに驚かされます。
ICT機器を効果的に活用し、分かる授業を目指していいきたいと思います。
新学期の始まりと広島平和学習中学生派遣事業成果報告会について
9月2日(月)
学校HPを新しくいたしました。これまでのHPよりも更新のしやすさ、管理のしやすさを考慮し、
URLが旧HPと変更となってしまいますが、このシステムを導入することとにいたしました。
これまでブックマークを登録されていた方は、こちらに変更をお願いいたします。
令和6年度始業式の始まりです。
体調不良で欠席した生徒もいましたが、夏休み中大きな事故やけがもなく、2学期の始業式を迎えられたことは何よりもうれしいことでした。
始業式での話では、本日配布した学校便りに記した「生きてるだけで丸儲け」という話について生徒に話をいたしました。生きていることの素晴らしさについて、もう一度考え直してほしいとの願いを込め、命の大切さについてご家庭でもぜひお話をしてみてはいかがでしょうか。
さて、8月31日(土)は座・高円寺2にて、広島平和学習中学生派遣事業成果報告会がありました。
本校からも2年生1名が参加した杉並区の事業です。
短期間で事前学習、事後学習を行ったにもかかわらず、しっかりと自分の意見をまとめて、堂々と発表してとても素晴らしかったです。
この学習で学んだことを、本校においてもぜひ多くの生徒に伝えてほしいと思います。