カテゴリ:校長室から

2年生の授業

今日の6時間目の2年生の授業を見学しました。

A組は国語科でした。

新聞のコラムを読んで、自分の意見をまとめ発表する活動を行っていました。
何人もの国語の先生の授業をみさせてもらっていますが、案外国語の授業とICTの相性はいいようで、多くの先生がタブレットを積極的に活用している授業を行っています。考えをまとめるのは、書くよりもキーボードを打つ方が早く、まとめやすい面があるのかもしれません。

 

B組は理科でした。生物分野で人体に関する内容を学習していました。

循環器の働き、名称などについて確認し、ビデオを見ながら血液中にある細胞の働きや、免疫の働きについて学習していました。
細胞が擬人化されているアニメでしたので、生徒も興味をもって学習している様子が見られました。人体について学ぶ単元は、自分の健康とも関わってくる基本的な知識となってくる内容なので、しっかりと理解してほしいと思います。

 

C組は社会科でした。近代社会の成立と市民革命について学習していました。

内容としては世界史の中でも公民分野とも大きく関わってくる重要な内容でした。多くの人物名や事件名・法律名などが出てきていましたので、なかなか密度の濃い1時間でした。現代社会にも通ずる非常に重要な内容でしたので、しっかりと身につけてほしい内容です。先生の一言一言にしっかり反応し、メモをとる生徒ばかりでしたので、少し安心しました。

 

どのクラスも金曜日の6校時という疲れている時間帯にもかかわらず、ぼーっとせず、積極的に発言したり、ノートを取ったりと一生懸命授業に取り組んでいる姿は、素晴らしかったです。

校舎のお気に入りの場所



天沼中学校は令和7年度から改築検討委員会が立ち上がり、校舎の改築に向けた具体的な取組がスタートします。それに先駆けて、生徒・保護者・地域の皆様からどんな天沼中学校の校舎にしていきたいかについてのアンケートを学校運営協議会が実施しました。
様々な回答が寄せられましたが、その中で新しい校舎にも残して欲しいと意見が多く挙がった場所として、各階教室前の廊下壁面に設置されているベンチと、1階の西校舎をつなぐ場所にあるラウンジが挙げられました。
この2つの場所は、普通にありそうなものですが、設置されている学校は少ないと思います。特に教室前に長く設置されているベンチは珍しいと思います。
休み時間などに、学級を超えてベンチに座って楽しそうに過ごしている生徒の姿をよく見かけます。生徒同士の関係が良いからこそ、こういった設備が大切だと感じているのだと思います。実際にこのような特徴的な設備が新しい校舎に設置できるかは分かりませんが、天沼中生が大切に思っているものを引き継いでいければと考えています。

10月の学校運営協議会

本日は学校運営協議会が開催されました。
浜松市の校長先生が視察に訪れ、会議の様子を傍聴されていました。
本日はこれから行われるCSアンケートと学校改築に関するアンケートに関して、今後の予定などを確認しました。教育委員会からCSに対して改築に関するスケジュールの説明をいただき、地域に開かれた学校作りという視点で改めて地域に関わる方のご意見をまとめていくことが確認されました。
私からは、学校様子をお伝えし、次年度に向けた方針の下案や、次年度の人事構想などについてお話しました。先月は中1の修学旅行先の変更についてご意見をおうかがいし、ご承認いただきました。
このように、毎月の学校運営協議会で学校の運営方針や教育活動の内容、人事や施設に関することなど、天沼中の教育活動全般について、様々なご意見をうかがいながら地域とともによりよい学校づくりに取り組んでいます。

第2回進路説明会

今年度2回目の進路説明会を実施いたしました。
多くの保護者の方にもご参加いただき、ありがとうございました。
2回目の進路説明会はより具体的な手続きの話でしたが、多様な学校、多様な選抜方法が増えたことで、細かいところは来週の三者面談で確認していただければと思います。
近年は私学への助成が拡充したこともあり、都立第一志望としている生徒の割合は低下傾向にあるように感じています。年による変動もありますが、多い年は半分以上の生徒が私立を第一希望にしている年もあります。また、本校の都立志望の生徒は都立の推薦による選抜で進学先が決定する生徒は少なく、多くの生徒は第一次・前期募集の結果が進学先が決定します。都立の推薦の志願倍率と一次募集の倍率を比較すると、推薦の倍率が倍以上高いことが多く、推薦の方が狭き門となっていることも影響していると思われます。

いよいよ3年生は進路選択に向けて、具体的な方向性を決めて、自分の実力を高めていく時期となりました。しっかりと前向きに目標に向かっていく姿を職員全員で応援してきます。

学校朝会にて

本日は学校朝会でした。

本日の学校朝会で、先週発覚した体育館の落書きに関するアンケートについてのお礼と、これから3年生が進路選択を控えるにあたり、不安と戦っていくためには仲間を大切にしていこうという話をしました。

体育館の落書きに関するアンケートには、私たちが把握仕切れていない落書きがまだあることや、日頃の学校生活で改善してほしいこと、学校施設で要望したいことなど多くの意見をよせてもらいました。施設・設備については、予算等の関係で解決することは難しいものもありますが、少しでもよりよい学校生活が送れるように、対応策を検討していきたいと思います。見落としていた落書きについても、対応していきたいと思います。ニューヨークの地下鉄で落書きを放置せず、落とすようにしたら治安が良くなったという話は有名です。学校は生徒の心の成長を促す場所です。落書きのない美しい学習環境を保っていきたいと思います。

3年生はこれから進路関係の話が本格化していきます。「志望校に受からなかったらどうしよう」という不安を抱えやすい時期になりました。不安は一人で抱えているとどんどん膨らんでいきがちです。そんな時に支えになるのが仲間です。学校には気持ちを共有できる仲間がたくさんいます。そんな先輩の姿を応援する後輩もいます。「受験は団体競技」という表現をする人が多くいますが、仲間とともに支え合いながら過ごしていくことで、一人でいるよりも多くの力をもらえるものです。ぜひこの学校で共に過ごす仲間を大切に思ってほしいと思います。

また、本日の学校朝会では、広島平和学習中学生派遣事業に参加して2年生の生徒の発表がありました。平和な社会のためにどうすればいいのかという部分について、鋭い考察が述べられていて、深くまで学習してきたことが伝わる素晴らしい発表でした。