暑い夏を実感
1年生の技術の時間に蒔いた大根が発芽していました。
大根の発芽適温はかなり範囲が広く、よほど寒い時期でなければ
だいたい発芽します。しっかりと太い大根に育つかは時期と品種に左右されます。
大根の栽培は、教員時代にも継続的に取り組んできましたが、
かなり徒長した芽が多くなっており、種まきを失敗したかとかんじさせるものが多く散見されました。
技術科の担当教員と話をしたところ、暑さで生育がよく、これまでの蒔き方では
徒長してしまうとのことでした。やはりそれだけ暑い夏だったのだということを実感します。
いろいろな農産物の産地では、気候の変動によって、これまでの栽培方法ではうまくいかなくなっているという話をよくききます。
米の価格高騰も、この暑さによる収量減も一因と伝えられています。
私が中学生のころには冷夏で米不足がおきて大騒動になりました。
環境と食料、エネルギーなど未来を生きていくには、様々な問題を解決していかなければなりません。
大根の苗から考えさせられることがたくさんあるなと思った瞬間でした。