「校長室から」の記事一覧

道徳の授業を2年C組で今年初めて授業をさせていただきました。

教材は「バラのアーチの下で」を用いて、公正,公平,社会正義について考えました。教材に関連する内容として、友情,信頼、相互理解,寛容について考えました。

生徒はとても一生懸命に発言し、様々な意見が出ました。初めてのクラスでしたが、とても楽しく授業することができました。これで全てのクラスで授業を行いました。

直接生徒と話をすると、本校の生徒の素直さや、優しさ、一生懸命さなど、たくさんの良いところに触れることができます。

道徳の時間は、『よりよく生きる』ことについて、生き方について自分の考えを広げ深める時間です。これからも道徳の時間を大切にして、生徒の豊かな心を育てていきたいと思います。

 

本日の生徒会朝礼は、後期生徒会任命式でした。

先日の生徒会役員選挙に当選した生徒会役員7名に、私から任命状を手渡しました。

次に新生徒会長から常任委員会の委員長に任命状が手渡され、その後生徒会役員、常任委員会委員長から挨拶がありました。

生徒会は全校生徒が会員となる自治組織です。自分たちでよりよい学校生活を作っていくための組織です。本校の教育目標である「自主」とは、自分が主体になることです。生徒会活動は、「自主」の実現のためにとても大切な活動だと位置づけています。

本校には生徒だけでもおよそ300人もの個人がいて、一人一人の考えをまとめ実現させていくことは簡単ではありません。思っていることを形にするだけでも大変です。それでも、「こうしたい」、「こうすればよくなる」という生徒の皆さん思いを形にしていくのが生徒会です。新生徒会役員、新常任委員会の皆さんを中心に、天沼中生の思いをくみ上げ、形にしていく姿を期待しています。


各学年の合唱練習は熱気を帯びてきました。3年生だけではなく2年生もとても一生懸命に取り組んでいます。
2年生と1年生が音楽室で合同練習を行っていました。1年生にとっては、びっくりするほど1年間でこんなにも成長するんだと、目標ができたのではないでしょうか。
練習できる時間はあと1週間となりました。自分たちで考え、進んで練習に取り組んでいる様子は、天中生の素晴らしさを実感します。本番での歌声だけではなく、この練習時の様子こそぜひ皆さんに見ていただきたいものだと感じます。
今週よりも確実に上手になっていることは間違いありません。さらなる成長、楽しみにしています。

今日は1年生の理科の授業にお邪魔しました。

気体の性質について学習する時間で、演示実験を見ながら、水素、アンモニアの発生方法と特徴について学習していました。

水素の実験では、集めた水素に火をつけたとき、1本目と2本目では音やマッチの炎の変化について着目し、空気が試験管に含まれているかどうかで反応がどう変わるかについて確認をしていました。

アンモニアの実験では、フラスコを占めるゴム栓が劣化していたようで、綺麗に水が吹き上がるようにはならなかったのですが、水を入れると、フラスコが水を吸い上げる様子から、アンモニアは水に溶けやすいということが、分かりました。

理科でも学習のまとまりごとに学習の振り返りを記入して、これまでに学んだことについて整理し、次の学習内容の見通しをとれるように工夫して取り組んでいます。

毎週木曜日は、学びの教室(特別支援教室)担当の教員が巡回指導のために来校し、指導を行う日となっています。

学びの教室では、小集団活動を通して、人との関わりやコミュニケーションの取り方、学習のルールなどを学びます。

個別指導では、個々の課題に応じて、振り返りを行ったり、ソーシャルスキルトレーニングなどを行ったりしています。

学びの教室に通っている生徒は、気持ちの切り替えが難しかったり、コミュニケーションがうまくとれなかったり、気が散りやすく注意散漫になりやすかったり、学習に得意不得意が大きな差があるなど、学校生活での「困った」を抱えているいます。その「困った」に応じた指導を受けることで改善を図っていくようにしています。

個別での指導を基本としていますので、その子の特性に応じた指導を巡回指導の教員が工夫して行っています。

学年が上がるにつれて、学びの教室に通っている生徒は、つまづきや困り感が減っていく姿を見ると成長を感じ、とても嬉しく思います。

杉並区の特別支援教室を紹介したリーフレットもありますので、興味がある方はぜひご覧ください。

杉並区特別支援教室

今日は3年生の音楽の授業を参観しました。

11日の音楽発表会に向けて、クラス合唱で歌う曲の歌詞の意味を考え、何を伝えたいのかを考え、表現を工夫する授業でした。

意見発表の際に、率先して手を挙げる生徒がいて、天中の3年生はすごいなと改めて感心しました。

アカペラの楽曲なので、一度音をつかみ損ねると戻すことが難しいのですが、1度目に合わせた際にずれていた箇所を先生が指摘した際に鳴らしたピアノの音を聞いて、2回目に歌った時には、音程を取り直していたところは、本当に驚きました。

混声四部合唱は男声パートも2つに分かれますので大変なのですが、今の段階でこれだけ歌えていると、本番はどんな素敵な歌を聴かせてくれるのかとても楽しみになりました。

本日は「都民の日」ということもあり、給食のメニューは東京都の郷土料理でした。

・深川めし

・あじのメンチかつ

・糸寒天のレモン酢かけ

・麦ご飯

・牛乳

と、主菜・副菜ともに東京にゆかりのあるメニューでした。

深川めしは、江東区深川付近の漁師さんがまかない飯として食べているものが発祥と言われています。今の深川の様子からは想像できませんが、あさりを普段から食べていたということは、東京湾が干潟が遠くまで広がる豊かな海で、あさりなどの貝類が豊富に住んでいたという証拠です。

あじのメンチカツは、数年前までは八丈島などで採れたムロアジのすり身を用いることが多かったのですが、黒潮の大蛇行の影響からか、伊豆諸島で安定的に採れなくなっていることから、給食ではマアジのミンチをつかうようになっています。ムロアジが採れなくなっていることで、伊豆諸島名産のくさやの生産を取りやめ廃業した事業者さんも出ていると聞きます。

糸寒天は、伊豆諸島産のテングサを用いて作られたものです。伊豆諸島はテングサの一大産地で、その中でも2000年の大噴火前までは三宅島で採れるテングサは高級品として有名だったそうです。噴火後は海の環境が変わったということもあり、なかなか以前のようには採れていないそうです。

給食では定期的に郷土料理をメニューに取り入れて、食文化について学ぶ機会を作っています。東京にも様々な特産品、郷土料理があることを知って、地域の理解を深めてほしいと思います。

3年生の社会の授業参観をしました。

歴史分野の最後の単元、現在の日本の単元の導入の時間でした。

第二次世界大戦終了後、GHQの占領政策によって、戦前の日本と戦後の日本は何が変わったのかについて、学習しました。

3年社会の授業では、単元の見通しともち、生徒自身が目標をもって主体的に学習できるよう、工夫された学習カードを活用して授業を行っています。

教科書等を活用して、重要な内容をまとめる学習では、集中して授業に取り組む様子に3年生らしさを感じる1時間でした。

本日の生徒朝会で、今年の3月に「中学生小笠原自然体験交流」に参加した3年生の生徒の発表がありました。

今年の募集は9月頭に終わり、本校からも数名の応募がありました。今年の海外派遣は本校の生徒は残念ながら選考を通過できなかったので、小笠原にはぜひ今年も選考を通過してほしいと祈っています。

小笠原は東京都です。東京都というと、「大都会東京」のイメージが先行しがちで、東京都には様々な地域があることを案外忘れがちです。

東京都西部の檜原村や奥多摩町は山間の自治体で、「畑にサルが出て大変だ」というニュースが飛び込んでくるような、自然あふれる地域になっています。

東京都には島嶼部もあり、日本領土の最南端と最東端は東京都に含まれます。有人島としては、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、父島、母島の11島となり、これに自衛隊が駐留している硫黄島、南鳥島の2島の13島が、常に人が住んでいる島となります。

小笠原は基本的に週1回、片道24時間かけて行き来する「おがさわら丸」が内地との人や物資の輸送を担っていて、夏季の観光シーズン以外では、小笠原に旅行に行くためには、1週間のスケジュールを確保しなければなりません。台風などで海が荒れると欠航することもあり、予定通りにいかないことも往々にしてあります。

私自身は、過去に三宅島、青ヶ島に住んだ経験があります。伊豆諸島とひとくくりにされがちですが、似通っているところもあれば、文化や自然環境など島ごとに違いが多くあります。(例えば、水が豊富な島と水が乏しい島など)小笠原に住んだことはありませんが、話を聞く限りまた違った文化や自然があり、とても興味深く面白いと感じます。

日本という国は、同じ言葉を話し、同じ文化をもつ単一民族の国家と言われますが、その1つの文化の中にも、様々な違いがありとても面白いと感じます。日本という国の多様性、東京都の多様性について、こういう面からも考えていくきっかけになればと思います。

天沼中学校は、天沼1~3丁目、上荻1丁目・2丁目の一部、本天沼2・3丁目の一部、清水1・2丁目の一部が学区となっており、天沼中学校のすぐ西側は清水1丁目になっています。

江戸時代は清水の町域は「沓掛」だったそうですが、昭和7年に杉並区が発足した際、「沓掛町」と「清水町」に分かれ、そこから「清水」という町名が使われるようになったそうです。

昭和38年から行われた杉並区の住居表示によって、昭和39年から40年にかけて旧清水町は清水1・2丁目、桃井1丁目になりました。元々の地名である「沓掛」が住所表示から消えてしまったのは、いろいろな事情があるとは思いますが、少々残念です。

 

元々この清水の地域には、清水が湧く湧水池がいくつもあったそうです。町名の清水の由来となった現在も水が湧いている井戸が、学校からほど近くの場所にあります。

由来について書かれている看板を読むと、わき水は稲の生育に適さないため、土を入れて畑としたのですが、水の神への冒涜になると土を取り除き、現在の形に整備したと書かれています。この地域の方が淸水の湧く場所を大切にされていたことをうかがえます。

ちょうど、この場所は周囲と少し下がったところにあります。すぐ北側には遊歩道があり、今は暗渠となっていますが、昔は小川が流れていたであろうことが予想されます。住宅地になり変わってしまった景観が多い中で、過去を偲ばせるスポットだと思います。

 

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お知らせ

10月16日 AKA小中交流授業(3年)

     伝統文化体験(1年)

10月17日 避難訓練

10月18日 土曜授業公開

     学校説明会

10月20日 常任委員会

10月21日 3年合唱発表会

10月22日 校外学習前日指導(2年)

10月23日 校外学習(2年)

     伝統文化体験(1年)

10月24日 いじめに関する授業(1年)

     漢字検定

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