済美養護学校に行きました

本日は研修で杉並区立済美養護学校を訪問しました。

済美養護学校は東京都で唯一の市区町村立の知的障がい特別支援学校です。

普段あまり訪問する機会がなく、授業中様子を見学させていただくことができました。

日本は特別支援教育を分離教育を基本として行っていますが、インクルーシブ教育が国連を中心に掲げられ、これからは個別の支援を要する生徒と要しない生徒が一緒に学ぶようになっていくのが、今後の教育の姿になっていくのだと思います。

実際に済美養護学校での指導についてお話をうかがうと、掲示物を貼る際には誤飲の危険がないもの。大きなクリップ型の磁石などを用いていることや、一人一人の生徒の状況に応じて、対応の仕方を変えていることなど、細やかな配慮をされていることが分かり、改めて生徒が安全に過ごすために細やかな気配りがされていることを知りました。

インクルーシブ教育を真に進めていくためには、必要とされる個別の支援の内容が人によって異なるため、その時に在籍している人に対応する人材が必要だと思いました。どんなにAIが人間の代わりとなるとしても、こういった部分では人の代わりはできません。生徒の教育に関わる人材の充実は、なかなか解決されない課題です。

済美養護学校には、沢山の生徒の笑顔がありました。素敵な学校だと思いました。天沼中でも様々な生徒が楽しく学校に通い、沢山の笑顔が溢れる学校にしていきたいと心に誓い済美養護学校を後にしました。