柔道の授業

保健体育の時間では、いま「武道」の領域で柔道に取り組んでいます。
保健体育の時間内で、しっかり組んでお互いに投げ合うことは難しいのですが、礼法や受け身、固め技などを経験し、武道の精神を学んでいます。
柔道は怪我が多いとイメージされがちですが、先日大谷翔平選手がスライディングで肩を負傷したように、運動に怪我はつきものであり、直接身体をぶつけあうものですので、怪我をしやすい面は否定できません。
しかし、受け身をするときに身体を丸め、力を逃がすように身体を使い、手を打って衝撃を分散し、瞬間的に身体に力を入れることで、全身の骨や筋肉が鍛えられ、怪我をしにくい身体になることも事実です。普段バレーボールをやっていない人が、両手でレシーブを何度か受けると、手首周辺が痛くなり、腫れ上がりますが、続けていくうちに痛くなくなり、腫れなくなることと同じです。授業で怪我しないよう注意を払って指導していきます。
2年C組を参観させてもらいましたが、全体的に女子の受け身の身体さばきの方がよくできていて、男子はまだまだ足の形や身体の回り方など練習が必要な人が多く見られました。これから固め技について学習するようですので、技の攻防などから、柔道の楽しさを味わってほしいと思います。