1学年 スクールカウンセラーによる授業

心の理論について学びました。

まずはグループで「気まずい状況」についてロールプレイを行い、「誰が気まずいのか」「なぜ気まずいのか」などを考えました。

続いて心理学で用いられる「サリーとアンの課題※」について考えました。誰がどの情報を知っているのか、自分と相手では知っている情報が違うということについて、整理し、心の理論を理解しました。

最後に、様々な「気まずい状況」を心の理論に従って整理していきました。

 

生徒同士のトラブルのほとんどは「ちょっとしたボタンの掛け違い」から生じます。今日の授業を日ごろの対人関係に応用できると、そのようなトラブルの防止や解決に役立つと思い、スクールカウンセラーと一緒にこの授業を企画しました。

 

※サリーとアンの課題

サリーとアンは最初、同じ部屋にいる。部屋にはサリーのバスケットとアンの箱が置かれている。サリーがビー玉をバスケットに入れる。そしてサリーは部屋の外に出ていき、その間にアンがビー玉を自分の箱に移動する。最後にサリーが部屋に戻ってきて、ビー玉を取り出そうとする。そして、子どもに「サリーがどこを探すと思うか(信念質問)」、「ビー玉は今どこにあるか(現実質問)」および「最初にビー玉はどこにあったか(記憶質問)」を聞く。

(「脳科学辞典」https://bsd.neuroinf.jp/w/index.php?title=%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96&mobileaction=toggle_view_desktop より)